神去なあなあ夜話

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本棚登録 : 4039
レビュー : 624
著者 :
まろんさん ま行の作家   読み終わった 

神去村のみんなのなあなあな日々を
柱の陰からこっそり覗き見ているかのような、この喜び!
わずか1㎝角にも満たない犬のノコのイラストすらうれしくて
「ノコ~!元気だった?!」と頬ずりする私。

本の頁を開いて、自分が物語の世界へと入り込んでいくのに
なぜだか「おかえりなさい」と言いたくなってしまうのが不思議です。
これぞ神去村マジック♪

横浜にいたころは、完全に名前負けのテキトー男子だった勇気。
ケータイも満足に繋がらない神去村に無理やり送り込まれて1年半、
めでたく中村林業(株)の正社員としてうれしそうに働いているのが微笑ましい。

村の起源やヨキ夫婦のなれそめ、清一さんが高校生でおやかたさんとなった事情など、
耳をそばだてずにはいられない神去村トリビアを交えながら
都会から来たよそ者ではなく、村の仲間として
山ですくすくと育っていく木々のようにしっかりと根付きたいと願う
勇気の姿が温かく描かれます。

まだ小学生の頃に、働き盛りの両親を一瞬にして亡くしたヨキが
「俺が死んだら、きっとおまえも、山で俺の気配を感じるようになる」
と勇気に語る場面が素晴らしくて。

清一さんを崇拝し、ヨキやノコとじゃれ合い、山太を可愛がり
直紀に恋い焦がれながら、
いつか神去の山々とつながれる日を信じて、なあなあでがんばれ、勇気!

レビュー投稿日
2013年5月2日
読了日
2013年4月29日
本棚登録日
2013年5月2日
25
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『神去なあなあ夜話』のレビューへのコメント

macamiさん (2013年5月2日)

この作品、読んだことないのですが
まろんさんのレビューを読んでいたら
原田マハさんの「生きるぼくら」が浮かびました。
・・・通じるところあったりしますか?

まろんさん (2013年5月3日)

macamiさんの本探しアンテナ、さすがです!
通じるところがあるどころか
神去村の面々と「生きるぼくら」の面々、
今すぐにお友達になっちゃいなよ!と言いたくなるくらいです♪
「生きるぼくら」を楽しめたmacamiさんなら
ぜったいにこの本も楽しめると思います。
もしお読みになるなら、ぜひ前作の「神去なあなあ日常」のほうからどうぞ(*'-')フフ♪

nobo0803さん (2013年5月3日)

まろんさんのお手元にも届いたのですね♫
勇気が村の仲間として、神去村に根付いていってる様子が、近所のおばちゃんとして「よかった、頑張ってるね~」と応援せずにはいられませんね。

マハさんの「生きるぼくら」そんなに通じるものがあるんですね!!
さっそくリストに追加です!( ..)φメモメモ
macamiさん、まろんさん、ありがとう!(^^)!

まろんさん (2013年5月4日)

noboさん☆

そうなんです!やっとや~~~っと届きました♪
勇気ったら、あんなに最初は嫌がってたのに
すっかり神去村マジックに染まっていて、微笑ましかったですね(*'-')フフ♪

勇気を親戚のおばちゃん目線で温かく見守っちゃうnoboさんなら
「生きるぼくら」もきっと楽しんでくださると思います!
日本の第一次産業を支える若者たちよ、がんばれ!と応援したくなる作品たちです♪

HNGSKさん (2013年5月16日)

私も、なあなあで頑張れ勇気ーって、思いました。
友人は、しをんさんの作品の中では、「神去」シリーズが一番すきとのことでした。
勇気に勇気をもらえる作品ですよね。

まろんさん (2013年5月18日)

あやこさん☆

最初がダメダメなだけに、勇気の成長ぶりに目を細めてしまいますよね♪
「神去」シリーズが一番すきという、あやこさんのお友達に
「ぜひともお友達になってください!」と言いたい私です(笑)
でもでも、しをんちゃんの作品でどれが一番すきかと訊かれたら
私はやっぱり、ハイジがいるから「風が強く吹いている」かなぁ♪

HNGSKさん (2013年5月25日)

ああああ。まろんさんまろんさん。私も「かぜつよ」がいまだに一番好きです。
ハイジー、カケルー好きだあー、と叫びたいです。

まろんさん (2013年5月25日)

あやこさん☆

おお、同志よ!
あやこさんも「かぜつよ」が一番好きだなんて、うれしい♪
やっぱりあの感動は忘れられませんよね!
ハイジは永遠に私の理想の青年です(*'-')フフ♪

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