声優魂 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社 (2015年3月26日発売)
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感想 : 74
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これもブログで紹介されていたので、読んだ一冊。大塚明夫が好きだってのもあるし。

大塚明夫と言えば、ブラックジャックやソリッド・スネークなどが出てくるだろうけど、僕にとってはモンタナ・ジョーンズ(モンタナ・ジョーンズ)であり、ネモ船長(ふしぎの海のナディア)であり、アナベル・ガトー(機動戦士ガンダム 0083)なのだ。

モンタナ・ジョーンズなんて、知ってる人少ないよなー。面白いアニメだったのだが。

本書を読んで、「大塚明夫って優しいな」と思った。かなり挑発的な内容も書かれているが、それでも声優志望者に対しての愛情に溢れているし、何よりも声優という仕事への愛に溢れている。

内容は、必ずしも声優だけに通用する話ではない。普通のビジネスパーソンであっても、参考になるところはたくさんある。「挑戦しない新人に可能性を感じるわけがない」なんてのは新人のみならず、ビジネスパーソン全員にそのまま使える言葉だし、「本当にやりたいことはなにか?」という問いかけは、正に僕自身が考えなくてはいけないことでもある。

ビジネスでも声優でも俳優でも、「アイツだったらしゃあないな」と言わせられるかどうか、ここが本当に重要。その意識を持っている人間は、(僕も含めて)非常に少ないと思う。僕にその覚悟があるのか?正直自信はない。

ただそれをやり続けてきたのが大塚明夫なのだろう。本人も「今新人としてデビューしたら売れていないだろう」と書いているように、多分に運の要素が強かったことも事実。でも、その運を逃さずに活かしたのも事実。常にそれを活かしてきたからこそ、今の大塚明夫があるのだと思う。

あとがきの最後のページ、これは痺れた。僕もそうだな。『胸躍る最高の仕事』を仕上げることが、僕の最大の望みでもある。クサい言い方ではあるものの、それを目指したいと思っているし、その先にカネもあると信じている。

カバーの折り返しに「これは大塚明夫ファンが読む本ではない。読んだ人が、大塚明夫ファンとなる一冊である」と書かれている。その通りかもしれない。

声優という仕事、そして大塚明夫という声優に興味があるなら、ぜひ読むことをお勧めする。読んで損はしない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2015年4月19日
読了日 : 2015年4月19日
本棚登録日 : 2015年4月19日

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