95年の作品か。20年前。まだ僕は高校生のころだ。トム・ハンクスが若かった。
正直、それほど期待せずに観たのだが、面白かった。この緊迫感。トム・ハンクス始めとする3人の乗組員の緊迫感と決死の作業も良かったと思うのだが、それよりもバックで必死になって3人を助けようとするヒューストンのメンバーが非常に良かった。エド・ハリスが「俺の部下は誰一人として死なせん」と怒鳴ったところはカッコ良かった。
アポロ13号の事故は有名な話でもあるので、結末は分かってるわけよ。最後は何だかんだで生き残るってのは知っている。知っているんだが、でもラストはやはり感動した。反抗していた娘が、耐え切れなくなって泣き出して母親にすがりつく、あのシーンも非常に良かった。いい演出してるなぁ、と。
無事に生還した知らせを聞き、涙ぐみながら周囲と握手をかわすエド・ハリス。トム・ハンクスが主演なんだが、エド・ハリスが最高だった。
20年前ということで、映像とか少々チープなところがあるし、緊迫感と臨場感ではサンドラ・ブロックの『ゼロ・グラビティ』のほうが上だと思う。が、本作とは方向性が異なっている。人間ドラマを見事に描いた本作も、非常に素晴らしい作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
DVD-ドラマ
- 感想投稿日 : 2015年2月4日
- 読了日 : 2015年2月3日
- 本棚登録日 : 2015年2月4日
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