忙しいときほど、どこか遠い国へ脱出したいという気持ちになるものです。面白い旅行記というものはそんなとき読むと、読んでいる途中束の間の小旅行を楽しめますが、読み終わると更に具体的にそこへ行ってみたくなってしまいます。この本は沖縄からハワイイ、イギリスや北欧、イスタンブールまで、様々な土地へ旅した記録です。
著者自身が、その時その場所へは戻れない旅だとしても「明るい旅情の再現を心がけよう」と言っているように、全体的に爽やかで明るいイメージです。私が好きなのは「あのクジラのこと」「記憶の都市・イスタンブール」、そして行ってみたくなったのはやっぱりハワイイと北欧でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・随筆
- 感想投稿日 : 2010年7月30日
- 読了日 : 2001年7月28日
- 本棚登録日 : 2001年7月28日
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