知識資源のメタデータ

  • 勁草書房 (2007年5月10日発売)
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感想 : 3

大学の授業「知識資源組織化論」の参考書。予習のために読んだ。
 大学に入学した頃はメタデータ、ダブリンコア、アクセスポイントといった横文字や知識資源という用語は良くわからなかった。ましてや参考文献の書式なんて著者やタイトルがわかれば適当でも良いと思っていた。しかし、大学で学ぶにつれて資料や情報といった知識資源を、定められた正しいフォーマットで組織化することの重要性を知る。参考文献や情報を探す人にとって、いわばデータのデータが整備される事は重要である。また、アクセスポイントという言葉も無線が使えるエリアと言う意味ではなく、求める情報にアクセスするために必要な情報を指していることに納得がいく。メタデータを作成する人は大変だが、正しく付与できないと情報の海に飲み込まれて見つけられることは無くなるだろう。
 本書は知識資源を組織化する意味とその仕組みについて解説している。メタデータを作る者でなくても、仕組みを理解する事で自分の欲する情報にアクセスしやすくなるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 大学の参考書
感想投稿日 : 2013年3月20日
読了日 : 2013年3月20日
本棚登録日 : 2012年7月16日

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