最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント (中経出版)

著者 :
  • KADOKAWA (2012年4月19日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 4
5

CCPM(クリティカル・チェーン・プロジェクトマネジメント)の理論や手法を、図解を交えて非常に分かりやすく解説した本です。

プロジェクトを任されたプロジェクトマネージャはとかく個々のプロジェクトのみの「部分最適」に陥りがちです。
しかし、経営層をも巻き込んで組織全体の「全体最適」を目指すことが結果的に各プロジェクトに成功に結びつくという「仕掛け」が本書を読むと良く理解できます。

ここで紹介されている手法は、どれもTOC/CCPMのシンプルでかつ奥深い理論に裏付けされたものであり、明日からでも実践できるものばかりです。

本書でも触れていますが、ODCS(目的・成果物・成功基準)を皆で共有しチームワークを重視してプロジェクトを推進するのは、本来日本人が得意とするやり方のはずです。
プロジェクトを実施するのは「人」であり、人と人とのコミュニケーションを重視したプロジェクト・マネジメント手法がCCPMであると言えます。

最後に、TOC理論やクリティカル・チェーンは、PMBOKにも紹介はされているのですが、あくまで「紹介」の域にとどまっており、プロジェクト・マネジメントの世界において今ひとつ浸透していないような気がします。
もう少しCCPMがプロジェクト・マネジメントの主流になってもおかしくないんじゃないでしょうか。

ぜひ現場のプロジェクト関係者に読んでいただきたい一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: プロジェクトマネジメント
感想投稿日 : 2013年12月15日
読了日 : 2013年12月15日
本棚登録日 : 2013年10月31日

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