『あしながおじさん』を読んでいたら急に読みたくなって。
この巻は読んだような気がしていたけれど、
ストーリーが思い出せなかったので念のために借りてきた。
『赤毛のアン』を読んだのが5年ちかく前なので、
前半は新鮮な気持ちで読めた。(笑)
が、後半、ミス・ラベンダーとシャーロッタ4世が登場したところで空気が変わる。
特にシャーロッタは、なぜか非常に印象的だったらしく、
一挙手一動に「そうそう、そうだった」ととても懐かしい気持ちになった。
学生時代からお世話になっている先生が、ミス・ラベンダーのイメージに重なる。
常にバラ色が差したような表情で、純粋な、
少女の心を忘れないまま大人になった人。
私が先生のアンになれていればよいのだけれど。
前回(http://bourgeon.blog.shinobi.jp/Entry/231/)は
友情と成長に重きをおいて読んでいたようだけれど、
今回は「王子様の帰還」が強く印象に残った。
アンの話に特に惹かれるのは、
夢見がちな「アン属性」を持つ人なのだと思う。
想像だけど、作者もアン属性だったんじゃないだろうか。
何もせずに白馬の王子様を待てるほどに
乙女でなくなってしまったのは哀しいけれど。
***
もう100年も前の作品で、50年も前の翻訳なのに、
今も色あせないアンの魅力。
村岡花子さんの訳も好き。
日本以外ではこれほど読まれていないとも聞くけれど、
こういうのを不朽の名作とよぶのね。
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- 感想投稿日 : 2012年7月14日
- 読了日 : 2012年3月9日
- 本棚登録日 : 2012年3月9日
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