檸檬 (280円文庫)

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本棚登録 : 764
レビュー : 80
著者 :
twfno25さん  未設定  読み終わった 

「つまりはこの重さなんだな」

読了は数年前だが、今でも心に残っているいくつかの言葉がある。

檸檬の匂い、色、形…たったひとつの果実がこれほどまで丁寧に描写され、読者の感覚に訴えかける作品に今まで出会ったことがない。

作者の心の中にある感情の渦のようなもの。そこにふっと浮かび上がってくる檸檬。そんなイメージで読めた。暗い内容かもしれないが、読了後には爽やかさが残る。
言葉にしにくい心象風景をさも簡単そうに言葉の世界に移し替えてしまう、作者の文学センスが光る作品だったと思う。

梶井基次郎といえば「檸檬」。これは間違いない。

レビュー投稿日
2015年2月23日
読了日
2015年2月23日
本棚登録日
2015年2月23日
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