実践 日本人の英語 (岩波新書)

  • 岩波書店 (2013年4月20日発売)
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感想 : 74

20180807
マークピーダーセン氏の『日本人の英語』の実践版である。
英文法の基本を覚えた後に、根底からNativeの感覚で文法を再構築するのである。基礎を覚え終えたが、なかなか英語が喋れない、書けないという人に必読の書である。
エッセンスとしては、日本語と英語の論理構造が違うため、単語の使用方法、接続詞のニュアンス、時制などの表現の仕方が全く違うということである。しかも、高校までの英語教育はその点にフォーカスする事もなく、間違った対応表で学生たちの英語基礎を作ってしまう。
流暢な英語を話す・書くことを目標に、ひいては日本語能力を鍛えるということだが、多くの人と話し、多くの文章を書きたい。
マーク先生のような指導者が多く日本に誕生することを願いつつ、自分も教育という仕事に携われないかと考える。

ofの使い方
1 前置詞を変える
2 同格を使う
3 所有を意識する

myとthe
所有格は唯一の所有の意味が強まる

theとa
theは全ての意味を含む

時制
普通系→習慣
動作動詞と状態動詞
完了形や進行形は、横軸のタイムチャートを意識する

問題動詞
時制

仮定法
肯定文→可能性度合い
否定文→単純に過去を表すのか、可能性度合いなのか曖昧になる

only
立ち位置で強調する意味が変わる
〜だけ、という意味はonlyだけでない
レタスアローン
let us alone

just
almost
finally
practically
enough

接続詞は緊密度=論理の強さで使い分ける
and
because
since
as
for
so

then
as a result

単語、文法のチョイス
ぶつ切りの文章を無くす
接続詞、論理
論理的な日本語を英語に起こす

用法を控える
I think
and so on
These days
関係代名詞は受ける言葉の関係を考える

副詞を文中に入れる
接続詞を工夫する
分詞構文を使う

英語で会話、文章を書くという機会をもっと自分で持たなくてはいけないと実感し、手に取る。
そう実感した理由としては、ビジネスの垣根が英語を使った、世界目線で行う必要があること。(クラフトビール)
訪日観光客が増えており、その人たちを取り込み楽しく生活したいと思っていること(ゲストハウス)

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感想投稿日 : 2018年9月8日
本棚登録日 : 2018年8月5日

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