本書は「ウォズの魔法使い」と称される伝説的天才エンジニア、スティーブ・ウォズニアックの自伝である。スティーブ・ウォズニアックは、アップルIとアップルIIを開発設計し、スティーブ・ジョブズとアップル・コンピュータ社を興した人物である。
スティーブ・ウォズニアック著となっているが、本人の話をジーナ・スミスが聞いて、文章化したものである。内容的にも氏が古き良き時代を懐かしみながら話した昔話という感じ。
ジョブズ氏と違い、表舞台に登場することがあまりないし、彼に焦点を当てた書籍もないので、何か知られざるエピソードなどを期待していたのだが、驚くようなものはなかった。それでも生粋のエンジニアとしての考え方やアップルを作っていた頃の雰囲気は伝わってきて、楽しく読めた。
ただ、用語集は付いているものの、マイコン時代を知らない読者にはわかりにくいかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年1月3日
- 読了日 : 2009年1月20日
- 本棚登録日 : 2019年1月3日
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