泥縄知識仕入れその2。
読み始めて「お、これは原発推進派か?」と思ったのですが、
著者曰く、「原発批評家」とのこと。
一番ずるい立ち位置やないか。。。
まぁ良く解りました。
日本の技術力はすごいということも、韓国に負けてはいけないってことも。
でも、根本的に「同じ土俵でずっと相撲を取り続けてはいけない」
というところが抜けていると思います。
著者のご指摘の通り、日本という国は実は「コーディネート」ということが非常に下手。
本著では、政治的なコーディネイトのことを指摘されていましたが、
民営会社単独でも、商社でも、世界的に見ると下手な国だと思います。
これは、多分国民性の問題だと思います。
唯一上手くいってるのは、車業界くらいではないでしょうか?
(でもこれも、「メカ」すり合わせ技術が上手くいってるだけだと思う。
(日本人以外は、あんな沢山のメカ部品の管理は出来ない。
(&今後、電気自動車になったら、日本はまっさかさまに落ちていきます。
なので、背後から走ってくるものに気づいたら、他の道を探す必要がある国民なのです。
キーパーツを高く売って、「ほどほどに儲ける」技術しか、日本にはありません。
なので、いまさら原発に固執しても、もうだめだとぼくは思うのです。
特に、今のタイミングでは、。。。
ちなみにこの本の発刊は、2010年12月。
おお、なんというタイミング。。。
かなり原発で飯を食っている人みたいなので、次の書籍が楽しみです。。。
http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-26.html
- 感想投稿日 : 2011年4月11日
- 読了日 : 2011年3月25日
- 本棚登録日 : 2011年4月11日
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