アルツハイマーはなぜアルツハイマーになったのか 病名になった人々の物語

  • 講談社 (2014年5月22日発売)
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病名のなった人々の物語です。アルツハイマー病のアルツハイマーは人の名前です。一般にその病気を発見した人の名前が、その後の人々によって、つけられることがあります。どういういきさつで、その病名がつけられ、同様に、その病気の発見に貢献した人の名前が付けられなかったのか、という医学の歴史の本です。高名な医師が、おそらく、先入観によりゆがめられた、科学的手法で、差別的な結論に至っていたという、事実が、一番印象に残りました。すなわり、科学的手法で、黒人の脳は、白人より小さいから、下等民族である、女性の脳は、男性の脳より、猿に近いから、彼女たちは男性と同様に権利は与えられるべきではない、などです。病名となるような高名な医師が、彼らなりに、公正に判断して、そのような結論に至っているのは興味深く、今後の判断を慎重にするための、他山の石としたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医学
感想投稿日 : 2015年5月27日
読了日 : 2015年5月27日
本棚登録日 : 2015年5月27日

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