日本文化史の准教授・小宮山香織のもとに、教え子から相談事が持ち込まれた。山形の実家が所有する油彩画に、贋作の疑いがかけられたという。真贋を調べる香織はやがて、描画当時の事件が鍵を握ることに気づくが…。
実在した有名作家高橋由一の油絵に纏わる物語。作者が克明に調べた上での労作で、ノンフィクションかと思わせるほどの美術ミステリーだった。高橋由一を知っていればもっと楽しめただろうけど、そこは私の不徳の致すところ。
(Ⅽ)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年5月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2022年4月27日
みんなの感想をみる