知的生産術

著者 :
  • 日本実業出版社 (2019年2月15日発売)
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島崎藤村 人の世に三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、みずからの体験によって得る智がある
私は、人、本、旅と言い換えています

知的生産性を上げる5つの視点
 無限大ではなく、無減代を考える 仕事なくす、仕事を減らす、仕事を使い回す
 なぜを3回繰り返す
 枠や制約の中で考える
 数字、ファクト、ロジックで考える
 考えてもしかたがないことは考えない

人や組織がなかなか変われないのは、過去の成功体験を持っている人たちがそれを信じ込んでいるために、ともすれば現実のファクトを見られなくなってしまうからです。過去の成功体験に執着して、このままでいい、このままがいい、と思うと、現状の維持を無意識に目標としてしまうた、変化できません

将来何が起こるかは誰にもわからない。人間にできることは、運(適当なときに適当な場所にいること)と適応だけ

他人に宣言すると自己暗示につながりやすい
普段なかなか行動に移せないと思い込んでいる人は、自分の状況や思い、感情を言語化してみるといいでしょう

記憶力は、詰め込むもの、覚えるもの、入力するものではなくて、出力しないと鍛えられない

人間にとって、もっとも貴重な資源は、時間です。それなのに、時間は有限な資源であると認識しているがとても少ない気がいしています

歴史上、衰退した国は、決して改革を怠っていたわけではありません。改革のスピードが市場(世界)のスピードより劣っていたがゆえに衰退していったのです

人生はすべてトレードオフです。何か新しいものを得ようと思ったら、何かを捨てなければなりません。その捨てた場所に、新しいものが入る余地が生まれるのです

人生を無駄にするのは、済んだことに愚痴を言う、人を羨ましいと思う、人に褒められたいと思う

上司にできるのは、部下に対して、「今持っている能力を最大に発揮できる仕事」を上手に与えて、見守ることだけです

リーダーは3つの鏡を持たなくてはならない 貞観政要
 銅の鏡(本当の鏡) 歴史の鏡 人の鏡

リーダーのもっとも重要な役目は、スタッフにとって、元気で、明るく、楽しい職場をつくること

世界の勇気はただひとつしかない。世界をあるがままにみることである。そうしてそれを愛することである。ロマン・ロラン

努力すれば報われるは嘘です。どれほど努力しても、人間にできないことはいくらでもあります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: misc
感想投稿日 : 2019年2月26日
読了日 : 2019年2月26日
本棚登録日 : 2019年2月26日

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