怪談と踊ろう、そしてあなたは階段で踊る (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社 (2012年3月16日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 9
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竜騎士07氏作品における「祟り」や「呪い」といったギミックの独特の持ち味が好きなら、結構面白いと思います。
少年たちが些細な思いつきで始めたことが放射状に置かれたドミノ倒しのように思いもよらぬ広がりや影響を見せていく描写は流石と感じました。

話中ある人物を詰問するところの、双方の中学生としては不自然な言葉遣いや、ラストのある人物の口調(こちらは氏の別作品とリンクしている部分のため仕方ないとも言える)など、少々違和感のある部分はありましたが、これは味と言われればそういうものなのかな、といったところ。

話自体のからくりは途中で推測できました。
しかし作者、また主人公が男性のせいかと思いますが、その「とある女性登場人物」の思惑が深く関わる真相について、話中でこの推測はありえないと一度否定した上で、最後に真相が明かされた際にはその内容にまるで鬼の首でも取ったように、或いはたまにTV特番で未開の地に踏み込んでは現地住民の土着的な文化に触れて大仰に騒ぐマスコミか何かのように驚いてみせるのは、女性の目から見ると少々滑稽ではあります。
氏に限らず、一般書の有名作家の作品でも、まあたまにあることですが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル・漫画
感想投稿日 : 2012年6月12日
読了日 : 2012年6月11日
本棚登録日 : 2012年6月12日

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