日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)

3.25
  • (4)
  • (11)
  • (12)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 149
レビュー : 18
PONさん 日本の哲学   読み終わった 

いわゆる『オタク文化』といわれているものが、
現在どのようなムーブメントを起こしているのか?という本。

「不幸」かどうかはその人の感じ方次第だが、
環境でいえば、他の国と比べれると、恵まれている。
そんな中で、居場所を模索する人々が、
インターネットを通じて、大きな運動を起こして、
現実の社会に善くも悪くも大きな影響を与えている。

作者のいう、「学園祭ビズネス」という言葉が印象的。
結果ではなく、そこへ向かっていく過程に自分も参加して、
お祭り騒ぎをするという仕組み。

ヘタクソでも構わない。
とにかく自分が表現したいという欲求をぶつけていける社会。
それを受け入れることが出来る社会。

確かに芸術家は
「金にならなくても、自分の表現が出来ればそれでいい」
と考える人がたくさんいる。
勿論、そういう生き方もある。
しかし、個人的な見解でいえば、
「やっぱり金になってこそ、それで食えてこそ」だと思う。

それが成立するなら、誰でも「アーティスト」なわけだし。

「金にする」という前提のもとで、
「じゃあ自分に何が出来るか?」じゃないかなと思う。

それにしても、面白い。
アニメでもアイドルでも「そんなの好きなの?」って
言われてしまう風潮はいまだにあるだろうが、
それが実は日本の経済をがっつり支えているわけで、
「そんなの好きなの?」って言った奴が、
着ている服も食べている飯も実はそんな奴らの恩恵、
なのではないかと妄想中。

レビュー投稿日
2012年1月31日
読了日
2012年1月31日
本棚登録日
2012年1月31日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク...』のレビューをもっとみる

ツイートする