目のつけどころ

著者 :
  • サンマーク出版 (2010年1月6日発売)
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★読む目的 !
目の付けどころを学ぶ!

★INPUT  
・生まれつき天才的に目のつけどころがええ人はいる。しかしそういう人は、『変人』である場合が多い。変人だから、他人が考えないような考えが浮かぶ。斬新な発想、人と違う発想というのは、頭にポンと浮かぶものでない。見つけるものである。どこから切ったらおもしろいか、切り口を見つけること。視点を増やすことが、目のつけどころをよくする。    
 
・視点というのは、結局のところ、立場や役割にのっかっていることが多い。『普通のこと』しかいえない人は、今ある自分の立場でしかモノをいっていなことが多い。目のつけどころがいいというのは、その場にいるみんなが思いつかなかった立場に立つということ。  
 
・山田式マトリックスの主軸設定(何を主軸に設定するかで、アウトプットの質が左右される)
①『硬派か軟派か』:世の中のすべてのことは『硬いこと』と『軟らかいこと』でできている。例)純文学⇔ライトノーベル、保守⇔革新
②『総論か各論か』:硬軟と同様、あらゆうことは、総論に振れるか、各論に振れるかのどちらか。例)幹と葉っぱ、本業と副業  
 
・黒十字アイデア法
①まずは『硬派・軟派』『総論・各論』の2つの軸で事象を分ける
②もともとの案が、どの事象に位置づけられるかを定める
③その事象から、残りの3つの事象に、それぞれ振って考える
④出た案から、もっともふさわしいものを選ぶ   

・情報の非対称性(情報格差)
 自分だけが知る情報をつくれば、そこに情報格差が発生する。そして、相手にその情報を提示すれば、そこに説得力が生まれる。本をたくさん読んで知識を増やすこと、さまざまな仕事をして経験を増やすことがビジネスパーソンにとっては大事。

★ウガンダの感想  
 いつもしょうむない&薄っぺらいコメントしかできん自分には、とても参考になりました!これからも、しょうむない&薄っぺらいコメント書きまくりまっせ!

★一言で言うなら  
『視点を自由自在に!』

★OUTPUT  
・スクランブル交差点イメージ法
 スクランブル交差点に立つと、こちら側にも向こう側にも人がたくさんいる。その一人一人の気持ちになって考える。老若男女、いろいろな人をイメージできればできるほどよい。『立場』や『役割』から考え、視点を増やすことが、目のつけどころをよくする。  
 
・多くの立場や経験をしたり、本を読んで知識を増やす
 得た知識や経験をしてきた立場の数が、目のつけどころのよさにつながっている。『目のつけどころ』とは、結局のところ、さまざまな視点で物事を見たうちの、すぐれた視点のこと。1個や2個の視点からチョイスするより10個の視点のなかから選ぶ方が、よいものが見つかる。その為にも色々と知識を吸収したり経験し分析すること。  
 
・分析をして世界を広げる
①まずはすべての事象をワンパターンに考える
②ネーミングから考える
③身体感覚で形状をとらえる
④距離感を推し量る
⑤共通項から線を引く
⑥対義語で大きく逆に振る 
 
・図やマトリックスで理解し、それを使って説明する
 マインドマップは、相手のためのアウトプットではなく、自分の頭のなかのメモにすぎない。他人には分かりにくい。マトリックスのほうが整理しやすく、相手にも分かりやすい。  
 
・断定形で言い切る
 『昼+めがね』『おしゃべり+クソ野郎』などの足し算ネーミングのキモは、異質な言葉の組み合わせて違和感を出すこと。そして言い切ること。そうすることで人の興味をひきつけ、物事の本質をつく表現ができるようになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月31日
読了日 : 2012年8月31日
本棚登録日 : 2012年7月31日

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