家守綺譚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年9月28日発売)
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感想 : 1102
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学生時代にボート部の活動中、行方不明になった高堂の家を、卒業後家守をする事になった綿貫、自称物書き。とても貧乏で渡りに舟と住む事にしたが、不思議な事が立て続けに起きる家だった。行方不明の高堂さん、河童、薬売りが現れるわ、動じないお隣さんがいるわ、庭のサルスベリに惚れられるわ、犬を飼ったらやたら賢すぎるわで、本来ならもっと驚いていいはずなのに、一番動じない綿貫さん。全て受け入れていきます。読み終えてしまうのがもったいないくらいで、もっと高堂さんとの会話も聞きたいと思います。続編も出ているようですが、評価が微妙なのと、高堂さんがあまり出ないようなので、少しさみしいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016年
感想投稿日 : 2016年9月29日
読了日 : 2016年9月29日
本棚登録日 : 2016年9月29日

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