中世の文藝: 道という理念 (講談社学術文庫 1307)

著者 :
  • 講談社 (1997年12月1日発売)
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感想 : 2
4

大筋は追えたと思うけど、私の知識が足りないせいで、細かい部分や従来の研究との差異がどうであるというような側面がいまいち呑み込めていない。にもかかわらず、けっこう楽しんで通読できたのにはびっくり。文章力と、一章での縦糸の説明が全体をより把握しやすくしているのかもしれない。
やっぱり和歌は和歌、お能はお能、というフレームだけでは見えてこないものってあるんだなぁ・・・というか、芸能という言葉で括って語られているような技芸をもっと広い重層的なコンテクストで捉えてみる作業の面白さと困難さをちょっと覗き見れたかんじ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書・選書など
感想投稿日 : 2010年10月19日
読了日 : 2010年10月19日
本棚登録日 : 2010年10月19日

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