日本人は何を捨ててきたのか: 思想家・鶴見俊輔の肉声

  • 筑摩書房 (2011年8月8日発売)
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感想 : 15
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「自分が悪人」と自覚し不良少年であった鶴見さんが、戦前の文化の厚みから近代の過ちまでを自在に語る。人間に価値を見出さず外部にそれを見る(「個人」を閉じ込める「檻」)--近代日本の歪んだ歩みと「一番病」の危うさを撃つ。

推薦のことば「大切なものを捨ててはいまいか 中島岳志」http://bit.ly/pMb472 「われわれは本気で負けているだろうか。自己への問いのないところには、敗北も存在しない」。

「いい人がいけない」。「真面目な人、いい人は困る」。「正義の人ははた迷惑だ」。鶴見節、炸裂です。関川夏央さんの引き出し方も凄すぎて……これはいいですよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本現代史・思想史
感想投稿日 : 2012年7月26日
読了日 : 2012年7月26日
本棚登録日 : 2012年7月26日

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