下川耿史『混浴と日本史』筑摩書房、読了。古来より日本では混浴が基本とか。本書は歴史的変遷を辿る日本入浴文化史。入浴は庶民の日常であり娯楽であるから、そこには性と公序が交差する。混浴禁令は江戸時代から。性交の場の歌垣、為政の論理と民衆の情念の拮抗等、本書で初めて知ることは多い。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480858047/ 「混浴が照らし出す、日本人の心性に大胆に迫る!」 図版も多く、日本混浴思想史を立体的に理解できる好著。おすすめです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
民俗誌
- 感想投稿日 : 2013年10月2日
- 読了日 : 2013年10月2日
- 本棚登録日 : 2013年10月2日
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