青春の蹉跌 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1971年5月27日発売)
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本棚登録 : 655
感想 : 69
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学生どうしの痴情のもつれ話ほど醜いものはないと考える私だが、この学生どうしの痴情のもつれを見事に表現しきった作品が本作である。
しかも片方は司法試験にパスするほどのスーパーエリート。

そんなスーパーエリートの思考が、一人の女により突き崩されていくおぞましさが見事に描かれている。
元・法学徒の私には、「あーこういう思考の法学部生いるわー」と思えるセリフも多々ありました。

結末はあまりにおぞましいので書かないが、おぞましい結末がやがてくるとわかっていてもページをめくる手が止まらないはず!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年1月28日
読了日 : 2019年1月28日
本棚登録日 : 2015年10月27日

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