太陽の季節 (新潮文庫)

2.95
  • (23)
  • (36)
  • (164)
  • (57)
  • (20)
本棚登録 : 805
レビュー : 120
著者 :
うめさん  未設定  読み終わった 

圧倒的な描写に支えられて幼稚かつ純粋なサカってる男の生態を描き切った問題作。当時文壇と若者の心を震撼させたらしいが、もちろん現大学生の僕の心は微塵も動かず。と言っても、あの若さでこれ程活力満ち溢れる文体を書き連ねれる才能は半端ではないし、当時からカリスマ性の片鱗も窺える。筆者の興隆した世間を掻き乱す姿には率直に舌を巻きます。一種の憧憬の念を抱くのも無理はない。だけどね「太陽の季節」で描かれる主人公には呆れるのを通り越し感動を覚える程。自由を履き違える狂った彼を崇拝する人達がいたかと思うとにわかに信じがたい。だけど時代を考えれば彼も急激に拡大する経済に潰された悲運な被害者なのかもしれません。今も読む価値は確かにあるかなと思います。

レビュー投稿日
2015年3月12日
読了日
2015年3月12日
本棚登録日
2015年3月12日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『太陽の季節 (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『太陽の季節 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする