
なぜこんなにも、星野道夫に魅かれるのか、わかった気がする。
もちろん、アラスカという地に魅かれているのも事実。でも、たぶん、自分は星野道夫の視点とアラスカを知るための姿勢に魅かれていたのだろう。
星野も知らないアラスカがたどってきた歴史を、その当時を生きてきた人たちから話をうかがう。オーラルアーカイブやオーラルヒストリーをこんなにも自然にこなしているのだ。それが、今の自分のやりたいことと重なり、魅かれているのだ。
よく星野の言葉で表現される、「間に合った」「間に合わない」ことがどれほど貴重なものか。自分が一歩を踏み出さない限り、「間に合わない」ことがどんどん増えていく。
- レビュー投稿日
- 2017年2月3日
- 読了日
- 2017年2月1日
- 本棚登録日
- 2017年1月29日
『ノーザンライツ (新潮文庫)』のレビューへのコメント
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