手のひらの音符 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2016年8月27日発売)
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本棚登録 : 2504
感想 : 267
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この本かなり好きだなぁ。
重版がかかって、新しい帯がかけられ、平台で展開されていなければ手に取らなかっただろう、と思う。売る力というのはとても重要だと思い知る。
親子の関係はきれない。きろうと思ってもまとわりつく。心が優しい人なら、そもそも親をきれない。
兄弟ならばいくらでも疎遠になれる。
だからこそ兄弟というのは重要な気がする。
著者がゆったりと成長?してきた人だからか、時間の流れがゆったりした本で、それが私にはもどかしかった。
若い頃は一瞬で、とても貴重な時間で、互いに思いあっているのならば、その時間も共有したいと思う。
でも、遅すぎることはないというか、救いのある心優しい人たちがたくさん出てくる、とてもいい本だったと思う。
互いに大切な人がいれば、男女の友情も成立するのでは。
とも思うが、水樹がいい人に出会えただけな気もする。
わたしは人間関係を良好に保つのが苦手なので、数打ちゃ当たる、を狙っていこうと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フィクション
感想投稿日 : 2018年2月13日
読了日 : 2018年2月13日
本棚登録日 : 2018年2月13日

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