2023年12月20日
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魔術師ペンリックの仮面祭 (創元推理文庫)
- ロイス・マクマスター・ビジョルド
- 東京創元社 / 2023年5月31日発売
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相変わらず、かわいそうなペンを愛でる本。
3冊の間に少しずつ時が経っており、ペンはしっかり成長をとげている。が、根の人のよさは変わらないので、しっかり窮地に陥りまくる。
2024年2月16日
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魔術師ペンリックの使命 (創元推理文庫)
- ロイス・マクマスター・ビジョルド
- 東京創元社 / 2021年6月14日発売
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こうした、まじめできれいな特殊技能もちの青少年(というには今回少し育っているが)が事件に巻き込まれて翻弄されつつどうにかこうにか困難を抜けていく話に弱いのですよ、世のおねえさんたちは。作者と登場人物(?)デズデモーナもそのタイプでしょうな。
ドン・ウィンズロウのかわいそうなニールくんのシリーズを彷彿とさせます。(ニールくん以外のドン・ウィンズロウはマッチョすぎて苦手)
今回は前作の巻き込まれ探偵ぶりは目立たず、一途な恋も含め、巻き込まれ青少年の珍道中といったところ。
2023年5月17日
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言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼
- 堀元見
- あさ出版 / 2023年4月7日発売
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面白い。YouTubeも好きです。
YouTubeと同じテンポで展開されるので、ちょっと天丼がくどいかな、とか、余白多いな、っていう話の内容じゃなくて、本の作り方に気が散っちゃうのでちょっともったいないかもしれない。いや、好きですけども。
2024年1月1日
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烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫) (文春文庫 あ 65-1)
- 阿部智里
- 文藝春秋 / 2014年6月10日発売
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たのしかったー!読書の楽しさを存分に味わうことのできる良書だと思う。
景色や着物の描写の鮮やかさ、想像しやすいレベルまで書き込まれているのにくどくない建物造形、魅力的な登場人物、
なのに!そんな話なんて!何回読み直しても感心してしまう
2023年3月3日
こどもがはじめて買えって言った本、だと思う。覚えておきたい。それが米澤穂信とかうちの子お目が高いんじゃね?
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SF作家の地球旅行記
- 柞刈湯葉
- 産業編集センター / 2022年9月14日発売
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結構変なところばかり行ってるし、行動もまあまあ変なはずなんだけど、なぜか納得させられてしまう。その普通の人の皮をかぶった変な子加減が魅力よな、湯葉さんはかわいいなあ!
2023年1月24日
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まず牛を球とします。
- 柞刈湯葉
- 河出書房新社 / 2022年7月21日発売
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どんどんいすかりさんの文体が好きになっていく…。
乾いた校庭とかきれいな広い道路みたいな、親しみとなつかしさがあって、安心できて、埃っぽくて、でも清潔で、見通しがよくて、でも危ない。
星新一に似てると言われて憤慨?されていたようだけど、私の中では藤子F不二雄感ある。
2022年12月8日
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僕はかぐや姫/至高聖所 (ポプラ文庫 ま 9-1)
- 松村栄子
- ポプラ社 / 2019年3月5日発売
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突然読みたくなったので調べたら最近再販されてるじゃん!ポプラ社ありがとう。買うわ。
この人と鷺沢萌を読んで、私が表現したいことは既に世の中にある、と安堵と打ちのめされた気でないまぜになった学生時代…今読んだらどう思うのかなー
小さなエリックも残してくれたものたちもかわいらしくて、でも大きな存在になっていく。読み終えると数分前には知らなかった彼なのに喪失感が大きい。
ところでね、交換留学生、ってこっちからも向こうへ行った人があった、ってことだと思うのよ。大丈夫なのかしら…
2021年9月24日
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鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 (新潮文庫)
- 川上和人
- 新潮社 / 2020年6月24日発売
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つまりこういうちょいちょいオタネタや自虐ネタを挟み込みつつ丁寧に生物学とかを説いてくる理系の本は流行っていたのね。私がよく知らなかっただけで。大体同年代なのでネタも消化よく、読みやすい。
絶海の孤島が青い海と空に囲まれた風光明媚な場所ではなくハエのすくつとして印象づけられている話など、体験と研究内容とネタがよく調和して興味深かった。
2023年7月17日
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読んで楽しむ のだめカンタービレの音楽会
- 茂木大輔
- 講談社 / 2009年11月27日発売
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コンサートをつくるには、と、テレビドラマをつくるには、と、指揮者になるには、と、好きなことを仕事にするには、を垣間見ることができる愉快な本
2021年5月10日
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ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)
- 小川一水
- 早川書房 / 2020年3月18日発売
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宇宙で漁業で百合で小川一水?と思ったら、宇宙で漁業で百合で小川一水だった…
ちゃんと機構とSFギミックを考えてくれるところが小川一水のすてきなところ。
気になったところ
漁師の伝統的扮装…ひらひらを着せたかった、のはともかくとして、女性を庇護下に置く視覚的効果を狙ったもの?
ゲンドーさんちでの男尊女卑は、初期族長の統率徹底と嫉妬心のなせる技か。で、姐さんどこ行った。
公文書の意図的な隠蔽による歴史改変にご興味がおありなのか。
2021年5月9日
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佐々木マキ: アナーキーなナンセンス詩人 (らんぷの本)
- 佐々木マキ
- 河出書房新社 / 2013年10月24日発売
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とてもよくできている本なのだけど、本についての説明が全部最後に載っているインタビューから構成されているので全く同じ内容を二回読む感じで、ちょっとイラッとしてしまった。
それはともかくとして、佐々木マキの絵は本当に素敵だ。私の初恋はもしかしてムッシュムニエルなのではないか。
まちにはいろんなかおがいて、のことは載ってないのでちょっと残念。
2021年2月28日
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クロストーク (新・ハヤカワ・SF・シリーズ)
- コニー・ウィリス
- 早川書房 / 2018年12月19日発売
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読み終わるといつも、なんだかなあ、と思うにも関わらず読んでしまう。好きなのか嫌いなのかよくわからない。
ハリウッド映画によくある、主人公が歩いてくる中を周り中から話しかけるシーン、がそこかしこにあり、疲れる。主人公も疲れるシーンなので仕方ない、というか表現がうまいってことかな。
2021年2月26日
饒舌な字のない本。
都市間の友好関係とか、敵対関係の表現がかわいいのだけど、子供の頃の仲良さ怖さってそんな脳内表現だった気もする。
新しくできた友達(じいさん)と交友を深めるシーンが、セピアな上に木なんか一本も生えてないのに、ひだまりとか新緑を感じさせてホカホカした気持ちになる光景で良かった。
裏表紙を読まない方が良かったなー。
2021年2月17日
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星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)
- 三浦しをん
- 筑摩書房 / 2014年3月12日発売
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シュミと仕事と人となりをそのままご提示いただいたようなご本でした。
2021年1月4日