いじめられっ子をかばったら、今度は自分がいじめられるようになった。
正義感はあるけど、やっぱり暴力は恐い。
そんな等身大の男の子の物語。
いじめ、本当によくないですよね。読んでいてイライラしてしまった。
文中に繰り返し出てくるのは、実際にいじめている人だけじゃなくて、傍観者もいじめているのと同じことだ、っていう記述。
心は拒絶しても、体は暴力が恐くて受け入れちゃう。
そんな男の子が葛藤しながらも前に進んでいく姿に勇気づけられます。
全体的にかなりメッセージ性が高いです。
テーマは「いじめ」かもしれないけれど、もっと深くどう生きていくか、みたいなものを描いている気がします。
書店でよく見かけるデール・カーネギーの本がたくさん登場するんですが、これを機に読んでみようと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2011年7月25日
- 読了日 : 2011年7月25日
- 本棚登録日 : 2011年7月25日
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