ノモンハン戦争: モンゴルと満洲国 (岩波新書 新赤版 1191)

著者 :
  • 岩波書店 (2009年6月19日発売)
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日中戦争の最中、
1939年に勃発したノモンハン戦争について記した一冊。
戦争の経過については序盤にさらりと触れられるのみで、
紙面の多くを背景やこれに至る経緯の解説に割いている。

黄禍論としての汎モンゴル主義を
モンゴル民族に限定させることで逆に利用し、
モンゴル人民共和国を縛った上で
関東軍を誘い込んだソ連のしたたかさが興味深い。

またソ連と中国、日本に翻弄され続けた
モンゴル民族の歴史に触れることができ勉強になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 近-現代史
感想投稿日 : 2012年12月1日
読了日 : 2012年12月1日
本棚登録日 : 2012年11月22日

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