宮部みゆきと桜庭一樹の比較になんの意味もないのだけれど、同じく多重債務者を描いた火車はミステリであり社会正義の色が濃い。しかし桜庭一樹が描くと、ミステリではなく社会正義でもない。人の闇を深く掘り下げた結果として救われるという、皮肉的であり苦いものでしかない。

2014年5月20日

読書状況 読み終わった [2014年5月20日]
カテゴリ 小説
読書状況 読み終わった [2014年4月11日]
カテゴリ ラノベ

恋愛ゲームに参加できないキャラとして追加するには遅すぎて少し中途半端になっていた長谷栞奈のフォロー集であり、行き着く先は予定調和そのものであり、この物語を象徴する前を向くものに優しい世界であった。
空太とましろのショートストーリーは新味もなく、面白味もなくおまけ感が強くて、つまらなかった。

2014年3月23日

読書状況 読み終わった [2014年3月23日]
カテゴリ ラノベ

本を通して見る他人の人生に立ち入ることが本によって得た経験のみで肯定されるのかされないのか、これについて問いかけるような話が重ねられ栞子と五浦との関係を試している。その意味で寺山修司を取り上げていたというのは興味深く含みにある話だった。

2014年2月9日

読書状況 読み終わった [2014年2月9日]
カテゴリ 小説

パロディはネタ探しに苦労し始めているのかな。農業ネタから経営ネタへの展開は、問題として同根であって、またそれに同意できるのであるが、既に色のついた本作でそこまで広げていいのかという気もする。金上のキャラ設定の都合上であるのだが。

金上惚れてますというのもベッキーとは違いネタにならないのだが、既に良好なラブコメ関係ができているのに、破壊力に欠ける既存キャラを投入したのかよくわからなかった。

2014年2月9日

読書状況 読み終わった [2014年2月9日]
カテゴリ ラノベ

中勘助「銀の匙」読了。「私にとっては知らない人間はすなわちきらいな人間である」少年の心象風景をこれほど適切に表した言葉はなく、それでいて懐古主義でもなくセンチメンタリズムでもない。淡々と人付き合いの苦手な少年を描き続ける。これ俺だわって思う人は多くいるに違いない。

2014年2月2日

読書状況 読み終わった [2014年2月2日]
カテゴリ 小説

読書状況 読み終わった [2014年1月24日]
カテゴリ ラノベ

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]
カテゴリ コミック

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]
カテゴリ コミック

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]
カテゴリ コミック

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]
カテゴリ コミック

前にも書いたような気がするけれども、超能力の不自由さというか、それを持つものもまた人であり、人であるからこそ超能力にすら縛られてしまう。多少年齢にそぐわない思考や会話ではあるが人物造形が深く生きることの難しさを改めて考えさせられる。
未来が見えるなら選択肢は間違えない。全てにおいてベストの選択ができるわけだが、それを選択肢が決められていると解し、決まりきった予定調和、自縄自縛の自由のない世界として定義された中で相麻菫が選んだ死の意味は、他人(ケイ)に選択を委ねることにより解放されることをなのだろうか。

2013年12月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年12月11日]
カテゴリ ラノベ

プロローグがこの巻プロットになっているので、エピローグに持っていったほうが良いのではないかと思う。詩羽先輩のシナリオ評にあったように、5.5章の差し込みが2週目で意味が異なるように配置されており面白い試みだった。

「冴えない」と言うタイトルにはそぐわないのだが、これまで以上に加藤恵をメタ化しており、神視点に近い位置まで引き上げてしまっている。とはいえ、虚構の二重化というわけでもなく、単なる進行役、説明係となっているような気がしないでもない。

2013年12月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年12月5日]
カテゴリ ラノベ

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]
カテゴリ 小説
読書状況 積読

場面の切り替えは会話文の後に行われていたが、これで虚構と現実の境界がより曖昧になっていた。本人が出てくるに違いないと思ったらやっぱり出てきた時の嬉しさ、御大を読み続けていてよかったな、大いなる助走は20年以上前に読んだっけかと思いながら感慨に耽った。

文壇を舞台にしてはいるものの、これは文壇という枠に留まらず、どの業界においても当てはまるのではないか。社会全体が同じような道をたどっているのではないか。虚実混交となった社会というものに、未だ第一線で切り込んでいく御大の精力が恐ろしい。

2013年11月29日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2013年11月29日]
カテゴリ 小説

咬み合わないこと、ままならないのが人生であり、悩み失敗し教訓を得、自分を築いていく過程の中で、ある境地に至ったとしてもそれはまだ道の途中である。行き過ぎた自意識をぶっ叩く展開、八幡とゆきのんがともに期待を裏切られたという感情を持ったことは糧になるとは言え重苦しい。

なにげにめぐりん先輩が言った答えに彼らは届かなかったのだが、遠回りしても行き着く先はそこになるのだろうということは示唆しているのだと思う。おそらくはこれから動きが激しくなるのだろう。ガハマさんが先に動くのかな。

カテゴリ ラノベ

の世界の特徴である異能力の不便さと登場人物たちの未熟さ、不完全さによって、万能ではない能力を何とか上手く組み合わせて何とかするという話を淡々と描くのは、異能力の非日常性は咲良田において日常であり一般化されうるものであるということなのだろう。

異能力のある日常での非日常性として提示されるリセット能力、時間的制約をのある時系列の往来を超えるために描かれた過去と未来を繋ぐ物語がケイをほんとうの意味で強くするための布石のように見えた。

カテゴリ ラノベ

読書状況 読み終わった [2014年1月24日]
カテゴリ 小説

宮部みゆきがラノベを書くとこうなるのかな、と感じるくらい砕けた表現が多かった。日常の中に平然と当たり前のように存在する無意識的な悪意に対し、他者のちょっとしたお節介によって救われるという話。悪意と親切心は表裏一体のものとして、時に人をお貶め、時に人を救う。このあたりは宮部みゆきの作品に共通したテーマといえるかな。

2014年1月24日

読書状況 読み終わった [2014年1月24日]
カテゴリ 小説

読書状況 読み終わった [2013年11月19日]
カテゴリ 小説
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