最終巻です。
ダキニアの侵攻は、ゼルイークの活躍で、意外と早期に解決し、そのあとは、ゼルイークが魔王になるかどうかのお話に。
ゼルイークが魔王になれば一番いいというのは、誰もが分かっていることだけど、魔界でエルレインが暮らすことになると、エルレインが死んでしまって友人とは一緒にいれなくなり、ゼルイークのみが魔界で暮らすことになると、エルレインとは生きる時が違ってしまい、エルレインが死んだ後は、ゼルイークはひとりぼっち。なかなかうまくいかないです。
そんな中、エルゼラスによってもたらされた1つの希望は、ちょっと突拍子もないことで、現実的な感じがしませんでしたけど、これを実行。またしても眠り続けるゼルイークは予想していましたけど、ちょっと眠っている時間が長かったかなぁ。10年って。。。おかげでゼルイークとエルレインの年齢が逆転してしまって、ゼルイークが年下になっちゃって、微妙です。
ゼルイークとエルレインの終わり方は、私的にはちょっと納得がいかない感じなんですけど、まあ、アレクセルとオルフェリアのその後が書かれていたのは、よかったです。
このシリーズ、最初はものすごく面白いと感じたのですけど、ちょっと中間で中だるみしちゃって、もうちょっと冊数少なくてもよかったかなぁとは思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コバルト文庫
- 感想投稿日 : 2012年2月13日
- 読了日 : 2012年2月13日
- 本棚登録日 : 2011年12月30日
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