厄災の王子として山のてっぺんに幽閉されていた第二王子のアキが「移動の神具」を使って出かけた先で出会った偽巫女のフィリア。
出会いは最悪ながらもだんだん惹かれていってっていう、よくある展開でしたけど、アキが気持ちダダ漏れ王子でフィリアへの恋心がフィリアにバレバレだったり、フィリアがアキの気持ちに先に気付いていて、いつ自分への恋心を自覚するのかって思ってたりするのは新鮮でした。
フィリアが探し人のカイランに再会したときの行動やフィリアの錫杖には驚きましたけど、偽巫女ながらも普段の行動は本物の巫女のようだし、アキをちゃんと認めているところとか好感がもてました。
最後にはうやむやな中で結婚しちゃったし、あのバカ王太子も意外といい人だったしで、めでたしめでたしって感じでしょうか。
山下ナナオさんのイラストとも合っていたと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ルルル文庫
- 感想投稿日 : 2013年7月6日
- 読了日 : 2013年7月6日
- 本棚登録日 : 2013年6月2日
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