囚われの姫と黒の覇王 (ガブリエラ文庫)

著者 :
  • 三交社 (2014年9月25日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 1
5

やっぱり、火崎勇さんの作品にはハズレがないです。しかもイラストは池上紗京さんで、アヴァンはかっこいいし、ルーシアもきれいで、買ってよかったーって思いました。

双子が忌み嫌われた国の王女として生まれ、母である王妃と共に、生まれたときから塔に囚われていたルーシア。なんでここまで?って思うくらい、父王の仕打ちはひどすぎます。

心を病んだ王妃が塔から出された後は、たった一人で塔に暮らし、知識は本から得られるものだけという中、妹であるエレシアと勘違いして、アヴァンが塔に忍び込んできたところから、ルーシアの人生が変わってきます。

エレシアと間違って純潔を散らしてしまったと、アヴァンは反省し、塔に囚われている状況など、ルーシアの話を聞いて、最初はたぶん同情だったんでしょう。でも慎ましいルーシアにだんだん惹かれていくアヴァンと、アヴァンに惹かれるルーシア。胸がキュンキュンしました。

ほんと、幸せになって欲しいって思う二人でした。
満足です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ガブリエラ文庫
感想投稿日 : 2015年2月7日
読了日 : 2015年2月7日
本棚登録日 : 2014年12月25日

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