呪われた町(下) (集英社文庫)

3.65
  • (31)
  • (45)
  • (74)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 310
レビュー : 30
制作 : 永井 淳 
urarazzzさん ホラー:海外   読み終わった 

後年の作品のような、ときに過度なまでのディテールの描写や群像の書き込みがない分、読みやすいし、古典的な物語としてすっきりまとまっている。グロさ、痛さも少ない。自分は古いのかもしれないけれどこの『呪われた町』と『シャイニング』がキングの中では最も好ましく、カタルシスを感じて何度か読み返している。

第一部のエピグラフとして、シャーリー・ジャクソン『丘の上の屋敷』の一節が引かれている。「正気を失った丘の上の家は、丘を背にして、闇を内に抱きながらひっそりと立っていた。〔中略〕そこを歩むものは、正体がなんであれ、独りで歩んだ」。「マーステン館」がまさにこういう雰囲気で、『シャイニング』にも通じている。

2004年のTV版もよかった。

レビュー投稿日
2014年8月1日
読了日
-
本棚登録日
2014年7月31日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『呪われた町(下) (集英社文庫)』のレビューをもっとみる

『呪われた町(下) (集英社文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする