兎さんの感想・レビュー

Programming: Principles and Practice Using C++

BjarneStroustrup

• Addison-Wesley Professional (2008年12月15日発売)

コンピュータプログラムとはなんぞやといった事からC++を作ったBjarne先生が書いた教科書。

プログラミングについてもCUIの入出力やアルゴリズムからGUIの手解きまで解説され、加えて歴史的な話やエラーに対する姿勢についても学べます。所々にBjarne先生の素敵なユーモアがあり、それも楽しめます＾＾；

ちなみに、"Using C++"と題された通り、プログラミングは冒頭からC++で始まり、冒頭でメモリの解説などを終えプログラミングに入るとすぐにstd::vectorやstd::stringを当然の様に使っていて寧ろ入門者にはとても解りやすいC++本だと思います。

高度な、妙義にも見えるマクロやテンプレートを駆使した応用テクニックの解説はされていないけれど、それを学び、扱うに至るステップとしては必要なすべてが網羅されていると思います。

以下、長くて引用に登録できなかったのでこちらに。

[p.572] More philosophically, I am among the large group of computer professionals who are of the opinion that if you lack a basic and practical understanding of how a program maps onto a computer's memory and operations, you will have problems getting a solid grasp of higher-level topics, such as data structures, algorithms, and operating systems.

感想投稿日 : 2010年6月7日

本棚登録日 : 2009年8月15日