若き日の友情 辻邦生・北杜夫往復書簡 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2012年10月30日発売)
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感想 : 8
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書簡です。
個人的には、あまり得るものが無かった。若い頃だったら違ったかもしれないが、私の年齢からすると、また個人的思想からすると、いまはちょっと違うというのが本当のところ。
書簡というジャンルは大好きでしたが、やはりこういうのは、一人の人物にどれだけ興味をもったかという度合いと比例するきがする。もちろん私は二人とも好きだが、二人を知りたいというよりは、彼等の作品が好きだというくらい。
最近は手紙を書かない人も増えたようだが、私はいまだに手紙を書きますし、口語ではない手紙があった世代ですから珍しくも、また新しくも感じない。
若い気取る世代らしく、「ダンケ」などと使うところが 青二才苦手な私にはしっくりこないのかも。
現代の若い世代がどう読むのか興味はある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 手紙
感想投稿日 : 2012年12月6日
読了日 : 2012年12月6日
本棚登録日 : 2012年12月6日

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