杏っ子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1962年6月10日発売)
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本棚登録 : 264
感想 : 23
4

長編ながら短く章が区切ってあって読みやすい。美人ではないかもしれないけどさっぱりとした杏の様子と、飄々とした父と娘の会話がおもしろい。ドラマチックな事が起こらない部分も楽しかった。平四郎は苦労して育ったせいか、作者の理想なのか、人間出来すぎてる気もしたり。えん子のエピソードがしみじみときれいな話なのはとても好き。離婚の話はりさ子ほどキッパリするのもどうかと思うけど、杏にしても金をつぎ込み献身をしながらもさっぱり期待しないままずるずると終わらせないのには、私もけっこうやきもきしました後半。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年4月7日
読了日 : 2016年4月7日
本棚登録日 : 2016年4月7日

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