突然、大企業に社長であった父を事故で失ってしまった大学生の津谷萩朔也。
ところが、朔也は誰にも言えない出生の秘密を抱え、一人悶々としていた。
そんな彼の元に、生前の父親から朔也の警護を依頼されたという得体のしれないボディガードの蜂巣という男が現れた。
初めは、どうして今更、などと反発心が勝っていて素直に蜂巣の申し出を受け入れられない朔也だったが、片時も外れることなく自分を守る姿に、自然と興味がわく。
蜂巣を無理やり撒いて、向かった先は蜂巣が所属するという会社だった。
そこで、蜂巣と彼を雇っている男との意外な関係を知る。
ますます蜂巣を頼りに思う朔也は、誰にも言えないと思っていた自分の出生の秘密を蜂巣になら伝えられるような気がしてしまう。
という感じの話でした。
実は血縁関係が大分ごちゃごちゃしてて、めんどくさいところもあるんですが、この場合、誰と誰の血が繋がっていようとあんまり問題ないので、はっきりとは描かれていませんでした。
「血が繋がっていない」ってことは大きな問題だったりもするんですが。
というわけで、莫大なお金を相続することになって命を狙われるようになってしまった朔也と、それを守る蜂巣の話。
ボディガード×生意気なおぼっちゃまの話がお好きな方にはぜひオススメします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(BL)
- 感想投稿日 : 2013年6月10日
- 読了日 : 2013年5月10日
- 本棚登録日 : 2013年6月10日
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