ちはやふる奥の細道 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1988年1月1日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 8
5

ガイジンから見た奥の細道、という設定。これもパスティーシュに入るのか?うーん面白かった。途中からガイジンの妄想上の奥の細道物語に入っていくのだけれど、読んでるうちにそういう奥の細道もありかもしれない、と(ニヤニヤしながら)思わせてしまうのが作者の凄いところ。だと思う。

しかし昨今のラノベにおける細道パスティーシュもの(少ないけど)の芭蕉は大体この本の芭蕉のような感じですよ、ね。それか極端に影が薄いか(代わりに曾良の存在感が凄い)。うーん、どうせ細道のパスティーシュを書くんだったらこれくらい説得力のある(?)ものを書いて欲しいなあ。ギャグマンガ日和は別としてw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典など
感想投稿日 : 2013年2月21日
読了日 : 2013年1月30日
本棚登録日 : 2013年1月30日

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