Klara And The Sun: The Times And Sunday Times Book Of The Year

著者 :
  • Faber & Faber (2021年3月2日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 9
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人工知能ロボットAF(Artificial Friend )Klaraと、遺伝子操作により病弱となった少女・Josieの物語。
邦題が「クララとお日さま」であること、また装丁のテイストにより児童文学よりかな?という危惧もあったが、「Never let me go」の流れを受け継いだリアリスティックなscience fictionだった。そこかしこにただよってくる不穏さもまた良い。がしかし、人間の心理描写が現実的(露悪的なふしもある)のに対して、AF・Klaraはピュア。人間の感情を学んでいく過程で善意ばかり掬い上げたのか?と思うほど。両者の対比が強く心に残った。
最も印象的だったKlaraの言葉を引用する。
“There was something very special, but it wasn’t inside Josie. It was inside those who loved her.”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月21日
読了日 : 2021年3月21日
本棚登録日 : 2021年3月21日

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