虚空の旅人 (新潮文庫)

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本棚登録 : 4441
レビュー : 445
著者 :
うずまき猫さん 上橋菜穂子   読み終わった 

守り人シリーズ4作目。

今回は新ヨゴ王国のお隣、サンガル王国が舞台。
新王即位式に招待されたチャグムとシュガが、サンガル王国を支配しようとするタルシュ帝国の陰謀に巻き込まれます。

サンガル王国にもナユーグルという異界が存在し、その異界の者に憑依され<ナユーグル・ライタの目>となってしまった少女。
<ナユーグル・ライタの目>となってしまった者は都で最大級のもてなしを受けたのち海に帰すとして殺される運命にあり、
以前、同じような境遇で殺されかけたチャグムは放っておけず、助けたいと思う反面、皇太子としての立場が邪魔をします。

一方、以前から少女と顔見知りだった新王の弟であるタルサン王子も、少女を助けようとしますが、
少女はタルシュ帝国の密使であるヨゴ人の呪術師に操られており、そのせいでタルサン王子も呪いをかけられ
兄であり、次代の王であるカルナン王子に重傷を負わせ、罪を着せられ死刑判決をくだされてしまいます。

その後、島守りたちの謀反やタルシュ帝国の侵略など慌ただしく物語が進む中、チャグムはシュガと共に奮闘するのですが、
なんていうか...完全にチャグムの成長を見守る母親の気分でしたね。
立派になっちゃって。ぐすん。
最後の言葉もよかったなあ。チャグムとシュガの関係もすごくいい。
バルサとタンダがあのチャグムを見たらどんなに喜ぶだろう...ああ!早く会わせてあげて!なんて思ったりもしました 笑。

あとがきで「やんちゃで真っ直ぐなチビスケ」とチャグムのことを書かれている上橋先生にもほっこりさせられ、なんとも清々しい読後感。たまらん。

レビュー投稿日
2013年7月12日
読了日
2013年7月11日
本棚登録日
2013年6月26日
3
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