教養としての投資入門 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版 (2020年8月11日発売)
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感想 : 21
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洋書翻訳かと思い、頭から読んでいくと、ん?日本人が書いたのか?と思い、そこから著者の経歴を見たら、東京都生まれで日本で暮らしてる方。
本書は、かなり幅広い読者を想定して書かれているので、投資なんてした事ないとか、FXとか仮想通貨はやってるけど、なんか違うとか思った人が手に取るとちょうど良いかも。
新規性はあまり感じなくて、既読感と言うか、株式関連本に書かれている最近の常識みたいな部分が多い。この本ではそこに筆者のプライベートな側面と自己啓発的なフレーバーを混ぜ合わせて、3つの切り口で章が進む。この3つは、自動投資、楽しむ投資、教養投資とされていて、個人的には教養投資の章は、自己啓発本ぽくて良かった。
やらない事を明確にするところの例として、メガトレンドに逆らう、自分の性格スキルに逆らう、ダメな人と仕事をするがあって、やる事では、スキルスタッキングで逸材になる、レバレッジを味方につける、新しいレベルの運をつかむ… 前半の株式投資とは随分と方向感が変わる締めくくり方に。
我田引水的な部分も感じるし読者にとってメリットが何もない著者の自慢話もあるけど、総じて悪くない本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月22日
読了日 : 2021年6月22日
本棚登録日 : 2021年6月1日

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