名門の嫡男ながら無茶苦茶な言動で家からは勘当、関白からは罪人とされた水野藤十郎勝成が戦場を駆け巡る生涯を描くライトな読み味の戦国武将もの。あまり知名度の高くない水野勝成が主人公なのが面白い。なかなか魅力的なキャラでその言動は楽しく、戦場でのかぶきものぶりは小気味良い。サクサク読める反面、各エピソードやキャラたちの掘り下げは浅くて、話の流れがスムーズでないところもある。藤十郎を持ち上げすぎな感じと会話も現代的な台詞回しで好みが別れそう。アニメやコミックなど映像化するともっと魅力が出てきそう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年9月3日
- 読了日 : 2013年8月31日
- 本棚登録日 : 2013年9月3日
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