鍼師おしゃあ: 幕末海軍史逸聞 (小学館文庫 か 4-7)

著者 :
  • 小学館 (2012年11月6日発売)
3.86
  • (3)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 7
4

腕と気っぷの良い鍼師のおしゃあは喧嘩で担ぎ込まれた水夫の庄八と恋仲になる。幕末から明治までを実在の人物を交えながらおしゃあの視点から描く。実在の男たちの絡み方が「紋ちらしのお玉」みたいな感じもある。庄八が意外と大人物で幕府海軍との関わりが面白く、意地っ張りで変わった男女の絆がなんとも良い。成島や安田も個性的な大人物との絡みもユーモラスで面白い。針治療の描写も興味深く、幕末など時勢にはさらりと触れるだけなのが庶民の人間関係に焦点が絞られて良かった。作者のあとがきに不思議な縁もあるんだなと感心した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代歴史小説
感想投稿日 : 2013年9月18日
読了日 : 2013年3月19日
本棚登録日 : 2013年9月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする