王になろうとした男

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年7月29日発売)
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本棚登録 : 301
感想 : 48
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織田信長の側近たちを描いた5編の連作短編集。前話の脇役などが次の話の主役やキーパーソンとなるリレー形式のような短編集です。主役となる側近たちは著名な人物とは言えず、知る人ぞ知る人物なのが伊東潤らしいです。絶対的な主 信長によって引き立てられた者、貶められた者がそれぞれの事情や思惑で動き、やがて終焉を迎える。5人の個性が生きた短編は伊東潤らしいキレや無常感があり、全編を通して本能寺の変の裏側を描き出しているのも興味深く面白い。特に印象に残ったのは前後を締める「果報者の槍」と「王になろうとした男」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代歴史小説
感想投稿日 : 2013年9月8日
読了日 : 2013年9月5日
本棚登録日 : 2013年9月8日

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