芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫)

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本棚登録 : 359
レビュー : 27
veneziaさん ☆日本文学/古典   読み終わった 

古典文学には紀行の名品が揃っているが、多くの人が第1に思い浮かべるのが『おくの細道』。芭蕉の旅の目的はおそらく一つではなかっただろうが、深く敬愛する西行の跡を辿ることによって、陸奥の歌枕の地に自ら立つことがその一つ。ただし、西行自身は当時の歌壇にあっては革新派だったが。そして、伝統に立脚しつつも、そこに新たな美を発見するということもあったに違いない。「月日は百代の過客にして…」と格調高く語りながらも、「もゝ引の破れをつゞる」のが俳である。極め付きが「蚤虱馬の尿する枕もと」。和歌的な美には絶対にない世界だ。

レビュー投稿日
2014年3月5日
読了日
2014年3月5日
本棚登録日
2014年3月5日
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