晩年の子供 (講談社文庫)

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本棚登録 : 1667
レビュー : 179
著者 :
veneziaさん ☆日本文学   読み終わった 

山田詠美らしくもあり、またらしくない小説集。9篇の短篇から成るが、読者である私たちはそこで少女時代の彼女に会うことが出来る。9篇はいずれも1人称で語られるが、フィクションでありながらも主人公は基本的にはかつての作家本人だろう。その意味では、ある種ノスタルジックな小説でもある。誰しもが(男性の読者であっても)共感し得る要素をいずれの短篇もが持っていると言えるだろう。ただ、「晩年の子供」に典型的なように、最後は日常に収斂してしまい、文学の高みに飛翔しきれないのが残念だ。「ひよこの眼」には可能性があったのだが。

レビュー投稿日
2013年9月27日
読了日
2013年8月22日
本棚登録日
2013年9月27日
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