グランド・フィナーレ (講談社文庫)

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本棚登録 : 698
レビュー : 85
著者 :
veneziaさん ☆日本文学   読み終わった 

2004年下半期芥川賞受賞作。阿部和重は、これ以前に既に群像新人文学賞、野間文芸新人賞、伊藤整文学賞、毎日出版文化賞を受賞していた。もはや今さら新人の登龍門でもないような赫々たる受賞歴だ。文壇、あるいはむしろ出版界がこぞって待望する新しい文学の旗手といった位置づけである。阿部は本質的にストーリーテラー型の作家である。本編『グランド・フィナーレ』でも、そうした力量は存分に発揮されているだろう。しかし、主人公の抱える煩悶が表層的に過ぎるように思われる。日本版ナボコフたるには、あまりにも遠い階梯だ。

レビュー投稿日
2013年9月26日
読了日
2013年7月24日
本棚登録日
2013年9月26日
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