豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

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本棚登録 : 1988
レビュー : 197
著者 :
veneziaさん ☆日本文学   読み終わった 

『豊饒の海』全4巻の完結であると同時に三島の「白鳥の歌」ともなった作品。昭和45年11月25日「豊饒の海」完と記されているが、その日はまさしく三島が自衛隊の市ヶ谷駐屯地に乗り込み、割腹自殺を遂げた日だ。小説の末尾で本多が月修時の内玄関にたどり着いた時、60年前を回想しつつ「すべては須臾の間だった」と呆然とするシーンがあるが、その日の三島もそんな想いだったのだろうか。小説のエンディングは予想通りであるとはいえ、我々読者をも深く納得させるものだ。本文には出てこないが「色即是空、空即是色」といった観念だろうか。

レビュー投稿日
2013年10月7日
読了日
2013年10月6日
本棚登録日
2013年10月3日
2
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