レイモンド・カーヴァーの詩集。訳は村上春樹。アメリカ―では広すぎる―ウエストコースト―ただし、沿岸部からは幾分か内陸に入ったところ。そしてノスタルジー―それは失ったものと等価。そんなキー・コードが思い浮かぶ。『ウルトラマリン』という、詩集に冠されたタイトルはとても素敵だ。どこから来るのかは分からないのだが。彼方にあって、いつもそれを求めつつ、それでいて永遠に手に入れることはできないもの、といったイメージか。カーヴァーも村上春樹も、本質的には散文作家だと思う。カーヴァー自身が自分を詩人と任じていたとしても。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆アメリカ文学
- 感想投稿日 : 2014年1月1日
- 読了日 : 2014年1月1日
- 本棚登録日 : 2014年1月1日
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