スクリーンの夢魔 (河出文庫)

3.46
  • (5)
  • (8)
  • (20)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 94
レビュー : 9
著者 :
veneziaさん ☆澁澤龍彦   読み終わった 

澁澤龍彦による偏愛的映画論。1978年の刊行なので、取り上げられている映画はいささか古いのだが、いずれも映画史に残る傑作揃い。特に偏愛の対象となっているのがルイス・ブニュエル。『アンダルシアの犬』、『昼顔』、『哀しみのトリスターナ』などがそうだ。つまり、デカダンスと陰影とエロティシズムを兼ね備えた作品ということに他ならない。ちなみに、女優ではカトリーヌ・ドヌーヴが澁澤氏のお眼鏡に叶うのだが、これもいかにもそうだろうな、と思わせる選択。なお、ベルイマンを「禁欲」という観点から捉えているのには深く納得した。
 武智鉄二の『は白日夢』、三島由紀夫の『憂国』をぜひ見てみたいものだ。

レビュー投稿日
2014年3月30日
読了日
2014年3月22日
本棚登録日
2014年3月30日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『スクリーンの夢魔 (河出文庫)』のレビューをもっとみる

『スクリーンの夢魔 (河出文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする